介護職員は、全国的に求人の数が多く、未経験者でも採用されやすい状況にありますが、就職後に仕事上で悩むことがないようにじっくりと職場選びをすることが肝心です。特に、介護職員は長く同じ職場に勤めても収入があまり上がらなかったり、看護師やケアマネジャーなどの専門職と比べて手当が低くなっていたりする職場も少なくないため、慎重に待遇の良い事業所を探すことが重要です。たとえば、各地で複数の介護事業所を運営する経営状態が良い法人の中には、新卒者からベテランまで好待遇で働けるところも多くあります。そのため、就職活動を始めるにあたり、各地の法人の基本給の相場を把握したり、就職後の昇給や昇格の可能性について調べたりすることが大事です。
さらに、介護での業務経験が浅い人や介護福祉士といった資格をお持ちでない人は、人材育成に尽力している施設を選ぶことで、働きながら専門的なスキルを少しずつ身につけることが可能です。新人に対する研修の内容は介護事業所によって違いがありますが、将来的に介護職員として責任のある業務を担当するにあたり、数か月から一年ほどの長期にわたって食事や入浴、排泄などの介護業務をしっかりとマスターできるところを探す必要があります。その他、実際に各地の介護事業所で介護職員として働いている人の感想を聞いたり、セミナーなどの機会を利用してキャリアアップの方法について勉強をしたいすることも重要です。初めて介護職で働こうとお考えの場合は、このように職場の特徴や給与などしっかり調べておくと良いでしょう。また、こちらの『さあ、介護職の道へ！』というサイトなどを参考にすることもおすすめです。